私は、今まで中小企業を中心に7社の会社を渡り歩いてきました。様々な会社がありましたが、自分に合っている、と感じるポイントをつかんだ気がします。
そのポイントは、たった一つ。
今回は、そのポイントについてまとめてみたいと思います。
なお、ここでの中小IT企業は「非上場企業で社員数が100人以下の会社」と定義します。いままでの経験で、1人の社長ですべての社員を見切れるのは50人程度で、それ以上になると組織(部門など)化されることが多いようです。社長イズムが全社員に浸透するギリギリが100名ぐらいのようなので、今回は~100名程度の会社がターゲットになります。
こんな人におすすめ
- 転職を考えているけど、訳あって中小IT企業に入社したい。
- 失敗しないためにもどんな会社を狙うべきか悩んでいる。
- 内定をいくつかもらったが、どの会社にするか判断に困っている
自分に合った中小IT企業に転職するためのたった1つのポイント
早速ですが、ずばり結論を書いてしまいます。
自分に合った中小IT企業に転職するためのたった1つのポイント、それは・・・
社長(CEO)の考え方が合うかどうか
です。
中小企業では、社長=会社といってもよいほど、社長の考え方が色濃く反映されます。会社の文化が社長によって決まるといってもよいでしょう。
自分に会社の文化が合わないと、居心地が悪く感じてしまい、苦痛の時間を過ごすことが増えてしまうのではないでしょうか。
会社経営に携わる側近(ブレーン)もいます。これらの人も影響力が強く、文化を作る一要素にはなりますが、最終的には社長の力が強いようです。特に、創業社長や一族経営の社長などは、社長の力が非常に強い傾向があります。
また、社長や会社の文化を知るうえで、もう一つ、気にしたほうがよい点があります。
それは、社長が元エンジニアかどうか?です。
社長が元エンジニアの場合は、エンジニアの気持ちがわかる、という強みがあります。自分たちが陥る悩みややりたいことをわかってくれることが多いように感じました。
逆に社長が元エンジニアではない場合は、言動や行動がビジネスライクに感じてしまい、冷たい印象を受けることがしばしばありました。
こう書いてしまうと、元エンジニアの社長のほうがいいなぁ、と感じてしまうかもしれません。ただ、こればっかりは相性もあるため、あくまでも私が感じた一般論ということで、心にとめておいてもらえればと思います。
考え方を知るための2つのステップ
では、社長の考えを知るための施策について書いていきます。具体的には、下記2つのステップになります。
Step1:Webサイトやブログ、Twitterなどから調べる
まずは、会社のWebサイトを確認しましょう。社長の思いが会社概要や社長よりなどのコンテンツに書いてあると思いますので、必ず一読しましょう。Webサイトは会社の顔なので、ここで自分の思いをきちんと表現できていないのは、大きなマイナスポイントです。
Webサイトを一通り読んだら、ブログやTwitterなどを調べます。あれば、こちらも一通り読んでみて、Webサイトとの矛盾がないか?や、最近どんなことをやっているか?などの情報を収集しましょう。これがステップ2につながります。
Step2:実際に会って話してみる
Step1で情報収集したら、つぎは実際に会って話してみましょう。企業によっては、社長面接がないところもありますが、事前に話をしたいと人事担当に話しておくことで、面接を設定してくれると思います。
特に、複数の内定をもらっている人であれば、「社長に会ってから決めたい」といえば、セッティングしてくれるはずで。
もし設定してくれない場合は、そういう会社なんだ、ということで、評価材料の1つとして判断すればよいと思います。
さて、実際に会えることになったら、質問を事前に用意しておきましょう。社長には細かい話をしてもあまり意味がありません。
Step1で収集した情報をもとに、社長の考え方や、会社の方向性がわかるような質問を用意しましょう。自分が入社したい会社かどうかを知る、絶好のチャンスです。時間をかけてしっかりと質問を考えることをおすすめします。
まとめ
さて、今回は 自分に合った中小IT企業に転職するためのたった1つの方法について書いてみました。
社長の考え方が自分に合うかが最も重要で、それを知るために、Webサイトなどでの情報を収集する、実際に会って話をしてみる、ことをおすすめしました。
会社で気持ちよく働ける会社を見つけるために、ぜひ今回の記事を参照にしてみてください。